食品

海藻

 

海藻はヘルシーフード

 

四方を海に囲まれた日本では大昔から100種類以上の海藻を

食用としてきました。
しかし海藻が食文化として定着しているのは世界でも珍しいと言われています。

その歴史は古く、青森県亀ヶ岡の泥炭遺跡では縄文式土器とともに

わかめやアマノリ、テングサなどの海藻が発見されたそう。

また、現存する日本最古の歌集「万葉集」に海藻を「玉藻(たまも)」と

表現し詠った短歌や長歌は100種類以上あると言われています。

海苔、ひじき、わかめ、寒天、めかぶなど…。
海藻はミネラルと食物繊維が豊富で、脂質がごくわずかなヘルシーフードです。
その上、海藻のミネラルに含まれるさまざまな成分の働きや効能が解明され、

栄養学や食物学の専門家も、健康状態の維持・向上、生活習慣病の予防、

ダイエット、美容などのために、もっと積極的に食べるようにすすめています。


海の海藻

 

海藻は海中の栄養素が溶け込んだ海で育つので豊富なミネラルやヨウ素、

食物繊維を含んでいます。
私たちが生きていく上で必要不可欠な成分がたくさんです。

そのため、海藻は「シーベジタブル(海の野菜)」と呼ばれることもあるほど。

また、海藻によく含まれている多糖類(アルギン酸等)は重金属の

キレート作用などを促す事でも知られています。

腸内環境が改善されれば、重金属等を吸収するレベルの低下、

排出機能の向上なども望めます!


デトックス力発揮

 

腎を補うとされるわかめ、昆布、ひじき、のりなどの海藻類ですが

もう一つの大きな魅力は何といってもそのデトックス力です。

体内に溜まった老廃物の75%は便から排出され効果的です。

海藻類の食物繊維は、水溶性のものが多く含まれていますが、

水溶性食物繊維には腸の毒素や老廃物を吸着し、

便として排出してくれる効果が期待できます。

 

 


また、食物繊維は不溶性と水溶性をバランスよく摂ることが

大切と言われていますが、そのバランスは不溶性2に対し水溶性1の割合が

ベストなのだそうです。
でも、水溶性の食物繊維が摂れる食材はそう多くないのです。

(海藻以外だと果物、キノコ類に多い)
日常的に海藻を食べることで、食物繊維のバランスもとりやすくなります!


活力の源クロロフィル

 

クロロフィルとは、植物や海藻に含まれる緑色の色素のことで、

別名を葉緑素といいます。
太陽光のエネルギーを使って、水と空気中の二酸化炭素から、

糖などの有機物を合成する光合成を行っている物質が、このクロロフィルです。

植物などが、青々とみずみずしく生きる為の、まさに活力源
私たち人間が摂取することでも様々な効果を期待することができます。

緑色の食品、葉野菜や海藻・藻類などに含まれています。
クロロフィル含有量は緑色の濃さに比例しますが、野菜に関しては、

緑が濃い程ビタミンCやカロチン類も多く含まれることが分かっています。

 

強い抗酸化作用

植物を酸化から守る働きからも理解できるように、

クロロフィルには強い抗酸化作用があります。
完全に解明されているわけではありませんが、

この抗酸化作用が体内の活性酸素を除去し、染色体異常、
がん細胞の発症を予防するのではないかといわれています。

 

コレステロール値の抑制

クロロフィルには血中コレステロール値を下げ、

血中脂質を正常化する働きもあります。
血管壁に付着したコレステロールが改善されて血液がサラサラになると、

がんに続く死因となっている、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクを

下げることができます。

 

貧血予防

クロロフィルに含まれる成分の1つに有機ゲルマニウムがあります。
これは体のすみずみに酸素を供給する働きをし、血の巡りを良くします。
血液をつくる食品と一緒の摂取で、相乗効果が期待できますね。
妊娠から産後も、積極的に摂りたい成分です。

デトックス効果

 

クロロフィルは食物繊維の5000分の1の大きさで、

小腸柔毛の奥など胃腸の中に堆積している、
有害物質を排出する解毒効果を持っています。
残留農薬や水銀や鉛などの有害金属、ダイオキシンを除去してくれます。


ミネラルの宝庫

 

全身の細胞の新陳代謝を促進し体温調節などをしてくれる「ヨウ素」、

血管壁を強くしたり骨や歯の材料となる「カルシウム」、

ホルモンの分泌や神経を安定させてイライラ解消をしてくれる
マグネシウム」のほか、リンカリウムなど私たちの身体の調子を

整えてくれる大切な栄養素が豊富に含まれています。

わかめを例にとってみると、カルシウムは牛乳の約7倍、マグネシウムは
アーモンドの約3.5倍含まれています(日本食品成分表2015版参照)。

それぞれの栄養素について少し詳しく見てみたいと思います!

 

豊富なヨウ素

 

わかめと主な海藻類のヨウ素含有量を比較すると、

昆布の含有量が20000μgと際立っていますが、

わかめも1600μgとなかなかの含有量を誇ります。
ヨウ素とはミネラルに分類される栄養の一つで、

甲状腺ホルモンの成分になります。

 

ミネラルの宝庫

海藻類にはミネラルも豊富に含まれています。
現代人はミネラルが不足しがちなので、

海藻から摂取することをおすすめします。
カルシウムもミネラルの一種なのですが、

実は乳製品や魚類などと並んで海藻にも多くのカルシウムが含まれています。

さらに鉄、カリウムなども含まれていて、

海藻はミネラルの宝庫とも言える食材です。

 

マグネシウム

 

わかめには水溶性食物繊維のアルギン酸も豊富です。
食物繊維は不足しがちな栄養素で、なかでも水溶性の食物繊維が

不足していると言われています。


海苔

海藻の中でも海苔に含まれる成分は他の食品には見られない数々の栄養素は

驚くほどぎっしり凝縮されています。

どんな栄養素が豊富なのか少しお伝えしていきたいと思います。

海苔は一日2枚食べると健康にいいと言われているので、

現代人に不足しがちな大切な栄養素を補う食品として1日2枚を目安に

皆様ぜひ意識してどんどん食べてみてください!

 

 

たんぱく質

 

海苔の40%はタンパク質でできています。
海の大豆とも言われており、

これはなんと大豆により多い含有量である事だけでなく、

あの必須アミノ酸をすべて含んだ良質なアミノ酸でできています。
必須アミノ酸とは、タンパク質を形成する20種類のアミノ酸のうち

食べものから摂取する必要がある9種類のアミノ酸のことを指します。

体内で十分な量を合成できないため、どれか1つが欠けても筋肉や血液、

骨などの合成ができないのです。

食物繊維

 

焼海苔100g中に含まれる食物繊維は、なんと36g!
重量の約1/3が食物繊維というダイエットのお供としても頼もしい食品なのです。
また、海苔の成分で最近注目されているのがポルフィランで、

海苔の細胞を保護する主な成分で、水溶性の食物繊維です。

海苔の糖質のおよそ80%がこのポルフィランでできており、

ワカメや昆布にはない海苔特有の物質なのです。
海苔は海面で育ちますが、日光にさらされる時に乾燥や紫外線から

身を守るために、このポルフィランが備わっていると考えられています。

ポルフィランは保水力に優れているため、

保湿成分として化粧品に使われたりしているのです。

 

葉酸

 

葉酸は赤血球の合成に大きく関わっており、

不足すると赤血球ができなくなり、貧血症状がおきる原因となります。

また、核酸の合成を助ける働きがあり、不足すると細胞分裂やDNAの形成に

障害がでる恐れがあります。

そのため、胎児や成長期の子供には特に必要とされ、

妊娠期には普段の倍の葉酸をとる事が推奨されています。

葉酸が多い食材としてほうれん草、モロヘイヤ、レバーなどがありますが

100g中の含有量では、焼海苔がTOPで、1,900μgが含まれています。

下ごしらえもいらず、手軽に食べられる海苔は葉酸をとるのに便利な食品

ですので、妊娠を考えている方は是非摂取してください。

 

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