
振動が水に与える影響
物はエネルギーを持つと振動します。
空気中の分子が振動するから熱を持ちます。
水の中でも振動が起こっているので、凍ることなく液体でいるわけです。
さて、水に微細な振動を与えるとどうなるのでしょうか?
実験してみました。
水分子の結合を切る
水分子は水素結合によりつながっています。
これに微細な振動を与えて水素結合を切ると、小さな分子集団(クラスター)になります。
水のクラスターが小さいと、細胞膜などの小さい穴を通過する浸透力が増します。
それにより水の持つ機能(溶かす、運ぶ、伝える)などの機能が飛躍的に増します。
実験の結果
これは「食品をNMRでみる -分子レベルでとらえた「味」の違い-」(現代化学 1989年1月、62-67)に、水のクラスターに関する実験の抜粋です。
水は均質のように見えるが、実は構造をもっています。通常5個から6個以上の分子が互いに結びつき、大きな塊になっています。
水にマイクロ波をあてると、水の分子に電気的な偏りがあるためにこの塊が回転します。
この回転の程度を測定し、水の分子がどの程度互いに結合しているかを判断できる方法を開発されました。
この方法でいろいろな水を測定してみたところ、おいしいと言われる水は塊の大きさがそろっていることが分かりました。
また水とアルコールを混ぜた時の両者の結合の割合を同様の方法で測定すると、高級な酒ほど分子の塊が大きくなっているという実験結果も出ました。
水のクラスターの大きさが味の変化にも影響しているようです。
振動を与えた水
微細振動を与えた水が電気信号を伝える様子はこちら ⇒ 水の電気実験 - 情報を伝える水 -
水の機能として情報を伝達する機能があるということが最近分かり始めてきました。
細胞同士が情報をやりとりし、巨大なネットワークを作っていることもわかっています。
発酵などの有益な作用も水が無ければ起こりません。
塩素を大量に含み活性酸素を発生させる水道水や、簡単な浄水器を通した水ではなく
天然の安全なかつ振動水を取りたいものです。

がんのしくみ
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