
体を錆びつかせる水とは? ー良い水の条件とは ー
私達の体の70%は水で出来ており、体の重要な生体反応が水なしでは
行なわれないことからも、水を取ることの必要性はわかります。
しかし、水ならなんでも良いのかというと、そうではありません。
水道水のように塩素で殺菌された水には活性酸素が多く発生します。
活性酸素は確かにバイ菌を殺してはくれますが、体を酸化させる、錆びつかせる
物質です。
水道水などは酸化された水になっています。
人間の体液はpHが常に7.4前後の弱アルカリ性に保たれています。これは生命を維持するために非常に重要で、私たちの体にはpHを調節して一定に保つ働きが備わっています。
酸化された水を飲むと、体内は弱アルカリ性なので中和しようとして、体内の
カルシウムやマグネシウムといったミネラルが消費されます。
そのミネラルは、骨にあるミネラルを消費するので、酸化された水を飲めば飲むほど、年を取るに連れて骨粗しょう症になってしまいます。
これらのことから、良い水の条件は人間の体液に近い、弱アルカリ性であること、還元力があることがあげられます。
弱アルカリの水
では、水道水でなくてミネラルウォーターなら良いかというと、そうでもありません。
ミネラルウォーターの中にも酸性を示す水があります。
ペリエなどがそうで、硬水に多く見られます。PH=6ほどです。
(PH7が中性、PH8は弱アルカリ)
一方日本の水に多い軟水は殆どが弱アルカリとなっています。
それでは還元力のある水とはどんな水でしょうか?
還元力のある水=還元水
酸化とは普通鉄を錆びさせることを想像しますね。しかし、
正確には、酸化とは、「物質から電子が奪われること」であり、反対に「物質に電子が与えられること」を還元といいます。つまり、酸化と還元というのは、物質間の電子のやりとりのことなのです。
酸化還元電位というのは、この電子のやりとりをする力を示す指標です。
酸化還元電位が高いと、物質から電子を奪う、つまり相手を酸化させる力が強くなります。
逆に低いと、物質に電子を与える、つまり還元する力が強くなります。
例として水素水が上げられます。
水素水の場合は、水素水をとると中に含まれている水素が体の補給されるので、体が元気になるということなんですよね。
水素を長期間、閉じ込めることは難しい
水素水は実は色んな種類が市販されています。
しかし、実際は水素を長期間閉じ込めておくことは難しくその効果は限定的です。
パウチ包装をしても水素は非常に小さい分子ですから閉じ込めることは出来ず、すぐい抜けてしまいます。水素1ppmは10時間程度しか持たないようです。
できれば水素を直接取ると良いのかもしれません。
他に還元力のある水は
もう一つ大事なのが、水のクラスターの大きさです。
水は2個の水素(H)と1個の酸素(O)が結合したH2Oの化学記号で表されます。ところが、実際の水の構造をみると、H2Oという1個の分子が単純に多数存在しているわけではありません。水の分子同士がお互いに引き付け合って、いくつかの水分子が結合しているのです。この結合した水分子のかたまりを「クラスター」と呼びます。
通常、水のクラスターは平均12個の分子から成っていますが、そこになんらかのエネルギーが加わると、水分子の結合が分裂して、クラスターが小さくなります。この「小さな水」は、
水素結合が小さく、電子を与えやすくなるわけです。
まとめ
弱アルカリでクラスターの小さい水が還元力の高い水=良い水となります。
そんな良い水を取ってゆきましょう。