
知っておこう もみ殻の栄養
お米の栄養が語られるとき
良く言われるのは玄米の栄養ですね。
確かに玄米には精米した白米に無い栄養素が沢山あります。
しかし、玄米より栄養が豊富な部分がお米にあり、しかもそれが殆ど利用されていないことを
ご存知でしょうか?
それがもみ殻なんです!普段あまり目にすることの無いもみ殻の事をすこし、ご紹介しましょう。
もみ殻とは何?
そもそも、普段農業をしない私たちが、もみ殻を目をすることはありませんね。
ですから、もみ殻って何か知らない方もいらっしゃるでしょう。
もみ殻は、稲の穂から取った実の殻で、殻を取った残りが玄米です。
殻の部分なので皮のようなものですから、もみ殻は米ぬかなどと異なり、分解されにくい性質のものです。
利用法としては堆肥として利用されています。早く堆肥化するために焼いて畑にまくという方法がとられています。
それだけもみ殻は消化しにくくそのままで食することは出来ません。
もみ殻の栄養は
もみ殻には大量のシリカが含まれています。(約20%ですべての作物の中で稲が一番多いです)
シリカは人体を構成する大切な必須ミネラル。体のあらゆる部位に含まれ、肌や、る髪を作り出す、健康に欠かすことのできないミネラルです。
また「シリカ」は、結合組織を丈夫にする働きがあり、結合組織が丈夫になると、潤いのあるしっとりとした肌をつくり、骨を丈夫にし、血行が良くなり、全身に酸素や栄養が行き渡ると言われています。
しかし「シリカ」は20代をピークに徐々に減少していき、体内で作り出すことが出来ず、通常の食事では十分な量を摂取することが難しいとされています。
また多くの食物繊維とタンパク質を含んでいます。もみ殻は優秀な食品なのです。
産業廃棄物となっている
こんなすごいもみ殻ですが、その処理のしにくさと、食用に適しないことで、年間200万トンものもみ殻が産業廃棄物として捨てられています。
利用法 焼いてお湯で溶けば和風コーヒーに
せっかく優秀なもみ殻の利用法を考えてみました。
もみ殻だけだと風味が出ないので玄米と一緒に焼いて黒粉にしてみました。
コーヒー独特の苦味も少し再現されたような気がします。
(写真はイメージ)
また、その粉をごはんに振り掛けるなどの方法で、もみ殻の栄養を取る方法もあります。
もみ殻は通販で1000-2000円程度で買えます。
一度お試しください。