固定種・在来種,  野菜の話

野菜の選び方

野菜の蓄積窒素で癌、血液の障害、アトピーも?

植物が育つ為に特に必要な栄養素は、窒素・リン酸・カリウムです。

野菜はこれらを栄養にして光合成をしながら、アミノ酸をつくります。

しかし、肥料を多く与え過ぎた野菜は、残留した窒素が蓄積し、硝酸態窒素という名前の窒素となります。

人間に例えるなら、食べ過ぎで脂肪を蓄えている状態です。

野菜は特に葉の部分に貯め込む性質があり、硝酸態窒素の多い葉物は軟弱で、病害虫に侵されやすくなります。

硝酸態窒素の多い野菜を、人間を含む動物が食べると、体内で変換される時にガンや血液の障害、アトピー性皮膚炎といった様々なトラブルを引き起こすと考えられています。

牛などの家畜にも、残留硝酸態窒素の影響が出てきているようです。

安全基準がない日本!

EUでは、硝酸態窒素濃度に対して厳しい規制があり、およそ3000㏙を越える野菜は市場に出してはいけないと義務付けています。ところが、日本では硝酸態窒素の事は一般にはほとんど知られていませんし、安全基準もありません。

自分で守ってゆくしかないのです。

どんな野菜を選ぶか

それでは消費者は、どんな野菜を選んだら良いのでしょうか。

以下例を挙げてご案内します。

①葉物野菜は薄い色のもの

濃い色の方が、栄養価が高いように思われるかも知れませんが、肥料を多く与えたものが濃い色をしています。

②虫食いのない野菜

生命力のある健康な野菜には、ほとんど虫がつきません。

③旬の野菜

④枯れていく野菜

冷蔵庫の中の野菜は、古くなると腐るのが当たり前だと思っていませんか。硝酸態窒素の少ない野菜は腐らず枯れていきます。

葉物野菜を食べた時に感じる、エグミやアクのような渋み、または後味が悪いものは、大量に食べない方が良いでしょう。(※春野菜や山菜の苦み、アルカロイドは体に良い成分です。)

ここで、野菜には固定種・F1種がある事をご紹介します。

(ブロッコリーを日に当てずもやしタイプにしたもの)

固定種・F1種とは

野菜の種は、「固定種(在来種)」と「F1種」に大別されます。
固定種とは、いわば「普通の野菜の種」。一番よくできた野菜を選んで種を採り、その種を蒔いて育てた中からまた一番よいものを選んで種を採り、といったことを何代も繰り返して品種改良したものです

。長い時間をかけて気候や風土に適応し、その土地にしっかり根づいたものですから、肥料や農薬に頼りすぎずに栽培ができますし、種を採って毎年再生産しつづけられます。昭和30年代頃までは、ほとんどの野菜が固定種でした。

F1種とは

一方、現在の市場で全盛を誇るのは「F1種」です。

人為的につくられた一代限りの雑種です。別系統の野菜を掛け合わせると、一代目のときだけに現れる雑種強勢によって、野菜の成長が早くなり収穫量も増大します。

さらに雑種の一代目には両親の優性形質だけが現れるため、形や大きさも揃います。

しかし、このF1種が人間の意図した通りの性質を持つのは一代限り。

二代目以降が作られることを想定していません。そのため、農家は毎年、F1種を買わなければなりませんが、高齢化で人手の少ない農家にとって、手間のかからない便利な種となり、普及してきたのです。

固定種は栄養価も高く美味しい

固定種を無農薬・無肥料で育てた野菜は、育てるのに時間がかかり、形も不揃いです。

しかし味が濃く、ずっしりとした重みがあり、栄養価も高く美味しいと感じます。当然硝酸態窒素の量も少ない野菜です。 スーパーに並ぶほとんどの野菜はF1種で、肥料を入れて育てた野菜です。 現代の食品産業には、育てやすく大きさも
種で、肥料を入れて育てた野菜です。 現代の食品産業には、育てやすく大きさも揃い、収穫も一斉に出来る現在のやり方が適しています。

無肥料・無農薬の固定種での自然栽培を

今の農法が広まったのは、生産者側だけの責任ではなく、消費者が望んだ結果でもあります。

現在は少しずつではありますが、固定種の種を自然栽培で育てている生産者が増えて来ています。

私どもでは、固定種有機種子の種で、無肥料・無農薬・水も与えず栽培しており、毎回硝酸態窒素の数値を測定し、出荷時に同梱してお届けしています。また、室内で水だけで育つスプラウトの栽培や、プランターで野菜を育てる事をおすすめしています。

(ラディッシュの種をプランターに植えたもの)

このまま土壌に化学肥料・有機肥料を過剰に入れ続けていると、私たちだけでなく、次の世代の健康に大きく影響してくるのは確かですし、水等の環境汚染も更に深刻になってきます。 先ずは現状を知り、食の安全性に対する意識が高い消費者が増えることで、栽培方法を見直す生産者が増えて来る事を期待します。

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