
茶粥を食べたことありますか?
茶粥とは
一年中つくるが、季節により加える材料が変わりますたとえば1月には餅(もち)、早春のサヤエンドウ、夏にはアズキ、秋はサツマイモや 小麦粉の団子を加える。 3リットルの水を釜(かま)に入れて火にかけ、番茶を焙(ほう)じて布袋に入れたものをその釜に入れます。 煮立ったら箸(はし)などで袋を押して茶を浸出させて取り出します。 米1カップを加えて煮て、柔らかくなったら火からおろし、熱いところを供する。 米はさらりと仕上げ、粘りけがあってはならず、冷めると味が落ちる。 アズキなど柔らかくするのに時間のかかる材料は、別に下煮をしておいて粥に加えます。朝食に茶粥を食べる習慣は奈良、京都、和歌山地方に多い。 [多田鉄之助]
茶粥は漬物とあわせて食べるととても美味しいです。
おかゆと茶粥の違いはなに?
茶粥は普通のおかゆと違いますね。
見た目の色が違うだけではありません。
おかゆとは、お米を多めの水と一緒に炊いたものです。
かわって茶粥は、水の代わりに番茶やほうじ茶を使って、お米を炊きます。
おかゆは通常のご飯よりも消化がよく、病院の食事として出されたり、体調を崩したときでも、胃に負担がすくなく食べられるメニューとして便利ですよね。
茶粥の長所は何?
ダイエット効果
茶粥を食べることで、ダイエットの効果を期待することもできます。おかゆにも共通することですが、いくつかご紹介しましょう。
食べる量やスピードを調節できる
おかゆ状にすることでお米が膨らみ、量が増えたように感じるので、一食の食べる量を抑えることができます。あつあつの茶粥は、なかなかすぐに食べられないため、早食いをおさえられるメリットもあります。ゆっくり食べることで、満腹感をより感じることができます。
体を温める
保温性の高い茶粥は、身体をしっかりとあたためることができます。温まった体は、代謝がアップし、ダイエットの効果も期待できます。
便秘解消の効果も
ダイエットしたい人の中には、便秘で悩んでいる人もいるでしょう。
便秘を解消するべく水分を積極的に摂っている人もいるかもしれませんが、小腸で吸収されてしまっては便秘はよくなりません。茶粥は、お米が十分な量の水分を吸っているので、大腸まで水分が到達し、吸収してもらえます。水分が補充できれば、便秘解消の効果が期待されます。
お茶ならではの効果
茶粥を作るためのお茶には、脂肪の燃焼をサポートするカフェインや、コレステロールの上昇を抑えるカテキンが含まれています。
そのため、ダイエットの効果も期待できます。
茶粥の作り方について
ちょうど奈良の漬物屋さんが炊飯器で出来る茶粥の作り方の動画をあげていましたので
ご紹介します。
茶粥の中身と付け合せ
茶粥にはいろんなバリエーションがあります。
芋を入れた芋粥や、雑穀を入れたもの、玄米で炊いたものなど
玄米の黒粉など、さまざまですが、付け合せには何といっても漬物が一番です。
これは漬物とお茶という組み合わせが良く合い、昔の日本ではお昼ご飯の後休憩などで
近所の人や農作業の合間にお茶と漬物でなごんでいたことから、
お茶粥との相性も良く好まれていたと思われます。
まとめ
茶粥は、簡単に作れて、身体にもとてもいい食べ物だということが、お分かりいただけたと重います。
暑い季節にもさらっと口に入れられて食べやすく、茶粥のお供に漬物があうことは試してみれば分かります。
自分なりのお気に入り茶粥を見つけてみてくださいね。
